
空き家問題に関する学生ボランティア支援活動
ふたば相続・空き家相談センターでは、地域の空き家課題に関心を持つ学生が、自分の住む地域やなじみのある地域で課題を発見し、解決に向けて行動することを応援しています。
空き家問題は地域ごとに状況や背景が異なり、同じ「空き家」でも抱える課題はそれぞれ違います。そのため、学生が自分の視点で地域を見つめ、地域の人々と関わりながら解決策を考えていくことを大切にしています。また、空き家をお持ちの方に対しても、その空き家を地域の課題解決や活性化に役立てるプロジェクトの立ち上げをサポートしています。
「使われていない空き家を地域のために活かしたい」という想いを形にし、地域と学生が協力して取り組むプロジェクトづくりを進めています。
現在進行中のプロジェクト
現在は、埼玉県の大宮・戸田公園エリアで、「空き家を活用した子ども食堂プロジェクト」が進行中です。この取り組みは、空き家という地域資源を活用しながら、“子ども食堂”という地域の新たな課題にも挑戦するプロジェクトです。埼玉県在住の高校生の提案から始まり、学生メンバーが中心となって活動を進めています。
このほかにも、埼玉県、東京都を中心に各地域で学生が主体となり、それぞれのまちの空き家や地域課題に取り組むプロジェクトが立ち上がりつつあります。今後も、学生が自分の地域から行動を起こせるよう、当団体が継続的に支援していきます。
私たちの想い
私たちは、空き家の課題を単なる“問題”としてでなく、地域のつながりや新しい価値を生み出す“きっかけ”と捉えています。
若い世代が地域に関わり、自ら考え、行動することで、空き家が再び人の集まる場所や、地域の魅力を発信する拠点へと変わっていく――
その過程を支えることが、私たちの役割だと考えています。
学生が持つ柔軟な発想と行動力を信じ、彼らの挑戦を見守りながら、必要な支援を行うことで、空き家を通じた地域の活性化と、次世代の育成を両立させていきます。
私たちのサポート
学生が主体となる活動を安心して続けられるよう、当団体では次のようなサポートを行っています。
・プロジェクト立ち上げや計画づくりへの実務的アドバイス
(学生の柔軟な発想を尊重し、見守りながら必要に応じて助言を行っています)
・地域・専門家との連携支援
・活動の進め方や安全管理のサポート
・ボランティアの募集・広報支援
・学生が安心して活動できる環境づくり
その他、必要に応じてサポートしています。
今後の展望
私たちは、学生が地域とともに成長しながら、空き家をめぐる課題の解決に主体的に取り組める環境を広げていきます。
学生たちの新しい発想や行動力が、地域に新たな風を吹き込み、空き家が再び人と人とをつなぐ場所へと生まれ変わる…
そのような循環を生み出すことが、私たちの目指す未来です。
学生の挑戦と成長を応援しながら、空き家問題の解消に取り組むなかで、私たちも共に成長していきたいと考えています。
